職務経歴書で志望動機はどう書く?書き方のコツは?

「職務経歴書の志望動機で採用担当者に刺さる文章を書きたい」
このように感じられている方も多いのではないでしょうか。

志望動機で採用担当者に刺さる文章を書くためには、その企業でなくてはならない理由を伝えないといけません。

本記事では、採用担当者に刺さる志望動機を書くために、志望動機のNG例や4つのコツについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

職務経歴書の志望動機のNG例

職務経歴書には、書いてはいけない志望動機の内容があります。

絶対に書いてはいけない志望動機は以下の2つ。

  • 待遇面を前面に出している
  • どの業種・職種にも当てはまる内容

それぞれがなぜ書いてはいけないのかについてご紹介します。

待遇面を前面に出している

NG例の1つ目は、待遇面を前面に出していることです。

休みが多いとか給料が良い、プライベートを大事にできるなどは転職するうえで大事なことでしょう。

しかし、そういった内容を前面に出されてしまうと、企業は「仕事に意欲がないのでは」と感じます。

企業に不信感を与えないためにも、待遇面を前面に出すことは控えてください。

もし待遇面を伝えるのであれば、なぜ待遇面に魅力を感じるのかを具体的に伝えましょう。

仕事の休みが魅力的なのであれば「前社では仕事で休みがなくスキルアップのための勉強時間が取れなかった。だから御社ではスキルアップのための勉強をして貢献したい」など具体的な志望動機が述べられます。

どの業種・職種にも当てはまる内容

NG例の2つ目は、どの業種・職種にも当てはまる内容を書いていることです。

理念に共感した、御社の仕事だったら人の役に立てると感じたなど、一見聞こえの良い言葉ですが、どの業種・職種にも当てはまる内容なので、書いてはいけません。

具体性のないぼんやりとした志望動機は、リサーチ不足では?と思われてしまう原因になります。

どの業種・職種にも当てはまらない内容を書くには、志望企業のみでしか言えない内容を書くことです。

志望企業でしか言えないことを具体的に書くことで、目に留まり好印象を受けます。

「志望企業でしか言えないことってなに?」と疑問に感じている方は、企業リサーチ不足です。

企業リサーチの方法は、ホームページを見たり転職エージェントで志望企業について聞いてみたり、方法はさまざまです。

まずは、企業リサーチを徹底し、志望企業にしかない魅力や強みを洗い出しましょう。

職務経歴書の志望動機を書く4つのコツ

「採用担当者にウケる志望動機の書き方がわからない」と悩んでいる方は、以下の4つを参考にしてください。

  • 文章は簡潔にまとめる(200~300字程度)
  • 企業が求める人物像を意識する
  • 内容は具体的かつ明確に書く
  • 職務経歴と志望動機の一貫性を意識する

4つのコツさえ押さえられれば、魅力的な志望動機が書けます。

ぜひチェックしてください。

文章は簡潔にまとめる(200~300字程度)

志望動機を書く1つ目のコツは、文章を簡潔にまとめることです。

人間が一瞬で職務履歴書を見て判断するのは、文章量です。

人間が一読して理解できる文章量は200〜300字程度、一文60文字と言われています。

200〜300字程度、一文60文字よりも多ければ回りくどいと思われますし、短すぎると意欲や熱意が足りないと思われてしまいます。

採用担当者は毎日、多くの職務経歴書に目を通しているため、ざっと目に通しただけで魅力的に感じる職務経歴書でないといけません。

魅力的に感じられる職務経歴書を作成するためには、文章量が大切です。

200〜300字、一文60文字を意識し、志望動機を書きましょう。

また志望動機の場合、文字の大きさにも注意する必要があります。

余白は採用担当者に意欲や熱意がないと感じさせてしまうので、300字で7〜8割程度埋まる文字の大きさで書きましょう。

企業が求める人物像を意識する

志望動機を書く2つ目のコツは、企業が求める人物像を意識することです。

企業が求める人物像とかけ離れていれば、どれだけ魅力的な志望動機を書いていたとしても内定はもらえません。

例えば、営業職を募集している企業なのに、事務職のスキルや実績、経験を主とした志望動機を書かれても伝わりません。

反対に、企業が求める人物像を意識しながら書けば、応募企業に刺さる可能性が高いです。

そのため、志望動機は企業ごとに変え、企業が求める人物像を意識しながら自身の強みや長所をアピールする必要があります。

企業が求める人物像を知るためには、徹底的に企業リサーチが必要になります。

企業リサーチでは、企業のホームページを調べたり企業に関わる人の話を聞くことで、企業の将来性や魅力、人物像を知ることが可能です。

「企業が求める人物像がわからない」と感じる方は、企業リサーチを徹底的におこなってから志望動機を書きましょう。

内容は具体的かつ明確に書く

志望動機を書く3つ目のコツは、内容は具体的かつ明確に書くことです。

憧れている、人に役立つ仕事がしたいなどどこの企業でも言える内容は、熱意や意欲のある内容を伝えていたとしても印象に残りません。

熱意や意欲が伝わって内容を具体的かつ明確に書くためには、企業のことについて深く知っておく必要があります。

企業のことを深く知るためにも、企業の扱っている商品や現在展開している事業、企業理念、社風など徹底的に調べましょう。

調べる時は、自分ならどう売っていくのか、どう企業に貢献していくのかを考えます。

なぜなら顧客目線になると、採用担当者が「これお客様が書く感想文では?」と感じるような志望動機が完成するからです。

感想文を書かないためにも、自分ならどう売っていくのか、どう貢献していくのかを考えながら企業リサーチし深く詰めていけば、具体的かつ明確な志望動機が書けます。

職務経歴と志望動機の一貫性を意識する

志望動機を書く4つ目のコツは、職務経歴と志望動機の一貫性を意識することです。

職務経歴と志望動機に矛盾があれば、採用担当者からは「待遇面で選んだ?」「何か隠しているのでは?」と不信感を抱かせます。

不信感を抱かせてしまうと、採用担当者の間で信頼関係が生まれなくなるので、内定をもらいにくくなるでしょう。

職務経歴と志望動機の一貫性を意識するためには、過去の仕事と志望先でのポジティブな要素を結びつける必要があります。

たとえば、「前職では営業をしていたのだけれど人と関われなかったが、御社では人の繋がりを大事にしているので前職でできなかった人との関わりが生まれる」などの内容です。

一貫性を持たせるために退職理由を伝えないといけない場面があると思いますが、退職理由はできるだけポジティブに言い換えましょう。

ネガティブな言葉を使ってしまうと、志望動機が熱意や意欲に溢れていてもマイナスなイメージを与えます。

職務経歴と志望動機の一貫性を意識しながらもポジティブな言葉で締めくくるのが、志望動機を魅力的に書くコツです。

書き方のコツを掴んで印象に残る志望動機を書こう

本記事では、志望動機のNG例や4つのコツについてご紹介しました。

採用担当者の印象に残る志望動機を書くためにも、書いてはいけないことや書くためのコツについて覚えておく必要があります。

本記事を参考にし、書き方のコツを掴んで印象に残る志望動機を書きましょう。

知っておくべきQ&A

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