職務経歴書で自己PRはどのように書く?
「職務経歴書の自己PRってどうやって書いたらいいのだろう」 「採用担当者に伝わる自己PRの書き方を知りたい」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
職務経歴書の自己PRでは、自身のことをアピールできる箇所として重要です。
そのため、気合を入れて自己PRを作成する必要があります。
本記事では、採用担当者に自身のことが良く伝わる自己PRを書く5つのコツをご紹介します。
また、自己PRのNG例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
職務経歴書の自己PRのNG例
職務経歴書の自己PRのNG例は以下の2つ。
- 具体的なスキルや実績が書かれていない
- 内容に一貫性がない
2つのNG例は自己PRでやってはいけません。
ここでは、なぜやってはいけないのかについて詳しくご紹介します。
具体的なスキルや実績が書かれていない
1つ目のNG例は、具体的なスキルや実績が自己PRに書かれていないことです。
自己PRは、自分のことをアピールするためのもので、自己紹介ではありません。
そのため、挨拶を元気よくできる、コミュニケーション能力が高いといった内容を伝えたとしても、採用担当者の印象には残りません。
採用担当者の印象に残すためにも、企業がプラスになるスキルや実績を書きましょう。
そのときに、スキルや実績を今後どう活かしていくのかも具体的に書く必要があります。
志望動機は自己紹介文では無いことを理解し、具体的なスキルや実績を自己PRに取り入れましょう。
内容に一貫性がない
2つ目のNG例は、自己PRの内容に一貫性がないことです。
自己PRの内容に一貫性がないと、魅力的な実績やスキルを書いていたとしても説得力に欠けます。
また、一貫性がない文章は矛盾が生じやすくなり、1つでも矛盾が見つかれば採用担当者は不信感を抱きます。
内容に一貫性を持たせるためには、自己体験を基に自己PRを作ることが大事です。
自己体験だとエピソードがあるので、内容にも具体性が増し一貫性のある自己PRが作成しやすくなります。
本で読んだこと、他人に聞いたことなどは自己体験ではないので、取り入れないでおきましょう。
自己体験を用いるときに、前社のエピソードを取り入れる方もいると思います。
どうしても前社のエピソードは、ネガティブな表現になりがちです。
しかし、ネガティブな表現で自己PRを作成してしまうと、内容が魅力的でもマイナスな印象を与えるので、必ずポジティブな言葉で言い換えましょう。
職務経歴書の自己PRを書く5つのコツ
職務経歴書の自己PRを上手く書くためには以下の5つのコツを押さえておいた方が良いです。
- 文章冒頭で結論を書く
- アピールポイントを絞る
- 具体的な根拠を示す
- 企業側が求める人物像・スキルを意識する
- 文章は簡潔かつ分かりやすさを意識する
5つのコツを押さえておくだけで、他転職者との差別化を図れるので、ぜひ参考にしてください。
文章冒頭で結論を書く
1つ目のコツは、文章目頭で結論を書くことです。
結論から述べることで、採用担当者に自分の最大の強みや特徴をアピールできます。
文章の初めに、結論を用いる文章構成をPREP法といいます。
PREP法とは、POINT=結論、REASON=理由、EXAMPLE=具体例 、POINT=結論を用いた文章構成のことです。
PREP法を用いれば、具体的かつ説得力のある文章内容が作成できます。
自己PRでなくても取り入れられるので、PREP法を用いて文章を作ってみましょう。
アピールポイントを絞る
2つ目のコツは、アピールポイントを絞ることです。
アピールポイントが2〜3個あって、自己PR内で全て紹介してしまうと、おのずと内容の薄い文章になってしまいます。
その結果、採用担当者からは「何が言いたかったの?」と感じ取らせてしまいます。
そうさせないためにも、アピールポイントを1つに絞りましょう。
アピールポイントを1つに絞れば、考えることが少なくなります。
また、アピールポイントに関するエピソードもあるはずなので、自己PRの内容が具体的かつ説得力のある文章になるでしょう。
採用担当者にも自己PRの内容が伝わりやすくなるので、アピールポイントを絞ってみてください。
具体的な根拠を示す
3つ目のコツは、具体的な根拠を示すことです。
具体的な根拠を示した文章とは、〜で〜だから〜できます〜といった深みのある文章のことです。
根拠を示していない文章とは、〜ができますや〜でしたなどの文章のことを指します。
根拠を示していない文章は、説得力に欠けます。
そのため、採用担当者が自己PRを見ても、なにも伝わってこないと感じるでしょう。
具体的な根拠を示した自己PRにするためにも、経験談やエピソードを交えた、内容を書きましょう。
企業側が求める人物像・スキルを意識する
4つ目のコツは、企業側が求める人物像・スキルを意識することです。
自己PRでは、熱意や意欲だけ伝えても採用担当者へのアピールに繋がりません。
そのため、これまでの経験や実績、スキルを用いて企業に貢献したい旨を伝える必要があります。
伝えるうえで意識しなくてはいけないことは、企業側が求める人物像・スキルは何なのかということを理解しておくことです。
企業の求める人物像が積極的でコミュニケーション能力が高い人だとして、自身がじっくり1人で物事を考える人だった場合、自己PRでどれだけアピールしても意味がありません。
ですので、自己PRを書くときは常に企業側が求める人物像・スキルについて考えておきましょう。
「企業の求める人物像・スキルが良くわからない」といった方も多いと思います。
そういった方は、企業ホームページや求人票、求人広告を見てみると、自然と企業が求める人物像・スキルが浮き彫りになってきます。
少しでも魅力的な自己PRを作成するためにも、企業のことについて知っておきましょう。
文章は簡潔かつ分かりやすさを意識する
5つ目のコツは、文章は簡潔かつ分かりやすさを意識することです。
自己PRの文章量は、300〜400文字が一般的だと言われています。
自己PRを長く書きすぎてしまうと、採用担当者に要点をまとめられない転職者と思われてしまう可能性があるので、注意が必要です。
また、簡潔かつ分かりやすい文章を作成するためにも、一文は短くし、主語と述語の関係を意識しましょう。
句読点の位置や使い方にも注意が必要です。
間違った場所に句読点を打ったり句読点を一文に何度も使用していると、読みにくい文章が完成します。
句読点の位置や使い方がよくわからない方は、1度自己PR文を声に出し読み上げ、息継ぎする場所で句読点を打つと読みやすい文章になります。
文章を書く上で、誤字脱字は許されませんので何度もチェックしてください。
自己PRを読みやすくするためには、記載欄の空白についても考えておく必要があります。
職務経歴書の自己PR部分の場合、記載欄に対して7〜8割の文量で書くと見やすくなると言われています。
簡潔かつ分かりやすい文章を書くためにも、以上の内容を意識し、自己PRを作成しましょう。
職務経歴書の自己PRで企業側にしっかりアピールしよう
今回は、採用担当者に自身のことが良く伝わる自己PRを書く5つのコツや自己PRのNG例についてご紹介しました。
職務経歴書の自己PRでは、自身のことを採用担当者にアピールしなくてはいけません。
アピールすることはもちろん、自己PRで他転職者との差別化を図るためにも、本記事を参考にしてください。
知っておくべきQ&A